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ルイ・ヴィトンからフェンディまで!定番モノグラムバッグ徹底解説

FASHION / 2025-10-01

ラグジュアリーファッションの世界では、モノグラムは単なるデザインではなく、歴史とスタイルの継承を意味します。LVモノグラムからディオール・オブリークまで、これらのアイコニックな柄は100年以上にわたり色あせず、ランウェイやセレブのストリートスタイルに登場し、リセール市場でも高い価値を誇ります。今回は、5大モノグラムバッグブランドを紹介し、その歴史や文化的意義、ファッションでの地位を解説します。

イ・ヴィトン:モノグラムに宿る旅の精神

モノグラムバッグの代名詞と言えば、間違いなくルイ・ヴィトンです。1896年、創業者の息子ジョルジュ・ヴィトンによってデザインされ、日本の家紋にインスパイアされたLVイニシャル、幾何学模様、四つ葉の花が組み合わされたモノグラムは、もともとは防偽のために生まれましたが、今では世界で最も認知度の高い柄となっています。キャサリン・ドヌーヴの旅行バッグ、村上隆やマーク・ジェイコブスとのコラボ、そしてヴァージル・アブローによるストリート解釈など、モノグラムは常に進化を続けています。

グッチ:ダブルGモノグラムのトレンドシンボル

ロゴが再びトレンドになる中で、グッチのダブルGモノグラムは欠かせません。1930年代、創業者グッチオ・グッチの息子アルド・グッチが父親の名前の「G」を重ねてデザインしました。1960年代にはGGスプリームキャンバスが誕生し、世界的な名声を獲得。トム・フォードのセクシーな解釈からアレッサンドロ・ミケーレによる大胆なランウェイ復活まで、Ophidia、Jackie、Dionysusなど、グッチのモノグラムバッグは新世代の人気アイテムとなっています。

ディオール:オブリークの控えめなラグジュアリー

目立つロゴとは違い、ディオール・オブリークは控えめながら一目で分かるラグジュアリーです。1967年にクリエイティブディレクターのマーク・ボーハンがデザインしたこの柄は、ディオールの文字が繰り返されています。ジョン・ガリアーノはサドルバッグで人気を確立し、マリア・グラツィア・キウリの下で、Book Tote、30 Montaigne、B23スニーカーなど、ほぼ毎シーズンファッショニスタの必須アイテムとなっています。

ヤール:神秘的なY字モノグラム

ゴヤールは最も神秘的で入手困難なモノグラムバッグブランドです。1892年に誕生したゴヤールのゴヤールラインは、Y字の柄が密に配置され立体感があり、家族の木材輸送歴史に由来しています。初期は職人が一つひとつ手描きしましたが、現在はほとんどのバッグが精密な機械印刷で作られ、均一性と耐久性を確保。縫製、染色、限定モデルは職人の手作業が残ります。人気モデルはSaint LouisトートやBohemeバッグです。

豆知識:Y字柄は3色で構成され、ブランド創設に関わる3人の重要な男性を象徴しています。

フェンディ:FFモノグラムのファッションシンボル

最後に紹介するのはフェンディFFモノグラム。1965年、カール・ラガーフェルドがわずか5秒でデザインしたこのFFは、Fun Furを意味し、毛皮ブランドとしてのフェンディをモダンに進化させました。ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でキャリー・ブラッドショーの「It’s not a bag, it’s a Baguette!」というセリフにより、ポップカルチャーに名を刻みました。BaguetteやPeekabooバッグの人気により2000年代を代表するファッションアイコンに。2018年以降もストリートブランドとのコラボでその存在感を証明しています。