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ALAÏA(アライア):静けさに宿る強さ、彫刻のようなエレガンス

FASHION / 2025-07-10

彫刻家の手から生まれた服 ― Azzedine Alaïaの孤高なる美学

ALAÏA(アライア)は1982年、チュニジア出身でパリに拠点を置く彫刻家出身のデザイナー、アズディン・アライアによって誕生しました。彼の服作りの哲学は「女性の身体を変えるのではなく、引き立てること」。それはまるで彫刻を削り出すように、身体に寄り添いながらも芯のある美しさを引き出すものでした。

名声を得たのは、広告やランウェイを使わずとも、一着のニットドレスでナオミ・キャンベルやグレース・ジョーンズといった時代を象徴する女性たちの心をつかんだから。今日では、ピーテル・ミュリエのクリエイティブディレクションのもと、ALAÏAはリシュモングループ傘下でパリの職人技と建築的美学を継承しながら、世界に向けて“沈黙のラグジュアリー”を発信し続けています。

 

「着る建築」:日本人の美意識と響き合うミニマルな曲線美

ALAÏAのデザインは「見せる」より「感じさせる」ことに重きを置いています。無駄を削ぎ落としたミニマルなフォルムに、極上の素材と計算されたシルエット。とくに日本市場では、上質なシンプルさを好む層に支持されており、ALAÏAの代表作であるフィット&フレアのニットドレスやレザーコルセットベルトは、日常にも取り入れやすい“控えめな強さ”を表現してくれます。

また、ブランドの象徴でもあるハート型バッグ「Le Coeur(ル・クール)」は、甘さと構築美のバランスが絶妙で、FUDGEやCLUELといった感度の高い日本のファッション誌にもたびたび登場。ALAÏAは、ただのラグジュアリーではなく、「感性に寄り添う日常着」として進化を遂げています。

 

静けさをまとうライフスタイル ― 日本文化への深い共鳴

ALAÏAの魅力は、洋服の枠を超えた“思想”にあります。アライア自身が愛した静寂、余白、身体との対話といった価値観は、日本の美学「わびさび」や「間」にも通じるもの。日本の建築や陶芸にインスピレーションを受けたコレクションが発表されることもあり、2023年には表参道で期間限定のインスタレーション型ポップアップを開催。東京のカルチャーとも親和性の高い存在となりつつあります。

また、ALAÏAは素材選びや生産体制にもサステナブルな配慮を徹底しており、少量生産・高品質という姿勢が、日本の“良いものを長く使う”という消費観とも深く共鳴しています。

 

“私”の芯をまとう:ALAÏAをIFCHICで体験するという選択

ALAÏAは、トレンドに流されず、静かに、でも確かに自分らしさを貫きたい方のためのブランドです。着ることで気づくシルエットの魔法、ミニマルなデザインの奥深さ、そして日常に宿るエレガンス──それらを、あなたのライフスタイルに取り入れてみませんか?

IFCHICでは、ALAÏAの最新コレクションを展開中。彫刻のようなニットドレス、Le Coeurバッグ、そして日本限定カラーのコルセットベルトなど、あなたの感性に響くアイテムがきっと見つかります。